ビデオゲームの群像

ビデオゲームの群像

それは夜空に煌めく星屑のように

DQ3とFF6から考察するSFCでのRPGの面白さとは

スーファミ世代の
れいんぼっです。

現在もJRPGの代表作となっているドラクエとFF。
リアルタイムで夢中になって遊んでいたSFC版の2タイトルは
今遊ぶとそれぞれ特徴的な個性があることに気づいた。
それを紐解いていきたい。

ドラクエの魅力の一つは戦闘の面白さ

Wiiで発売された「FC&SFCドラゴンクエスト123」
SFC版のドラクエ3を(久々に)プレイした所感として
ドラクエの魅力の一つとして、一回ごとの戦闘自体の面白さを感じた。

「戦闘の面白さ」とは「全滅の可能性をいかに切り抜けるか」

f:id:BrainBoxBeta:20210121185114j:plain

特徴的な場面として冒険中盤(カザーブ方面)での彷徨う鎧戦。
1ターンで1人倒しきれない攻撃力、かつ
1ターンで1人倒される可能性のある防御力、かつ
相手は仲間を呼んで回復する可能性もある。
→全滅の可能性あり、毎回の戦闘がとてもスリリング。

群像劇を描いたFF6は原作ありきの大作映画のよう

ニンテンドー3DSバーチャルコンソールで遊べるSFCFF6
魅力的なキャラクター達が次々と描かれていく様は
さながら原作ありきの大作映画のようだ。

f:id:BrainBoxBeta:20210121185244j:plain
有名なオペラのシーン。
セリスが行方不明の主演女優と似ているということでシーンが進んでいくのだが
改めて見てもオペラシーンは度肝を抜かれるとともに
今まで(例えば歌が上手いなどの)伏線も無かったのに大舞台で堂々と歌い上げるセリスの姿は
リアリティーの面では少し疑問符は残る。

むしろFF6では伏線を張るというよりは
伏線を張らないことでユーザーに次の展開を予測させない、
奇抜なストーリーでプレイヤーの興味をグイグイ引っ張っていくスタイルであると感じた。

補足:SFC以降の二つのシリーズ作品の進化の考察

ドラクエは戦闘の面白さ(や堀井節と呼ばれる特徴的な台詞回し)を保持しつつ、シリーズ毎に少しずつ新要素を追加していったのに対して
FFは早々にポリゴンの導入やヴィジュアル面の強化など、6のストーリー展開と同様に
プレイヤーの度肝を抜くような要素を大胆に取り入れていく。

2つのタイトルのとどまることを知らない変革に、これからも目が離せない。

 

当記事は以上になる。
他にも注目記事やカテゴリから興味がある記事を見つけて頂ければ幸いだ。
ということで私はオーブ集めに戻ります。イソイソ…